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完成 2018 08 銅版画 鞆の浦港 400Wx300H
今回は
①紙版(アナログ染料色)をスキャン
②初ジクレー(デジタル顔料色)
③ドライポイント(アナログ油性黒版)
つまり、、色版はインクジェットで顔料を印刷
黒版は普通にドライポイントで刷った

そして
ついにハイブリッドバージョン・・・・
面倒だけど、、面白いです~~

最近の版画はジクレー(ジークレー)版画というのがあります
フランス語で吹き付けるという意味だそうで
つまりはインクジェット(印刷)というわけです

40年前は写真製版も掟やぶりの風潮がありましたが
いまでは普通に版画で採用されています

写真製版も手で紙に刷るというアナログな作業があるので
版画として違和感はあまりないです
が、
ジクレーはプリンターで刷るわけですから
作家が管理すると言っても
ちょっと違和感があります

とくに写真をアレンジして版画としている作品が多いようで
なかなか馴染みにくい感もあります

そんな中、色版は面倒なので、
その部分をジクレーにしてみました

機材はA2サイズのインクジェットプリンターで
ドイツの紙ハ-ネミュラーに
色版を刷ります(印刷ね・・)

さすがに大判プリンターは
①紙の厚みは0.8㎜まで変更出来る
②顔料インクは8色対応
③ロール紙も対応
④吸引力も変更出来る・・・
など、、設定も色々出来ます(面倒ですけど)

問題はインク1色が5400円・・・
8色揃えると4万超え・・・
ε= (´∞` ) ハァーです・・・

A1サイズだとインクの消費も激しいので
A2サイズで良かったかな~~と思います

印刷前のノズル洗浄だけでも、、インク代が。。。。
やれやれ・・・

で。。。

完成したのが
イメージ 1

色版はデジタルで調整出来るので
シアンをカットして
もう1枚試してみました
イメージ 2
なんともド派手になりましたね~~

最初のイメージは↓
イメージ 3


この手法だと面倒ですけど、楽しいです・・・
という訳で
半分デジタル、半分アナログの
ハイブリッド版画になりました

今日もお付き合い頂き有難うございました
<(_ _)>


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