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2月25日はふくやま美術館での展示
”倉敷版の会&福山エッチング銅好会”最終日でした
最終日なので、イベントとして
ふくやま美術館の工芸版画室で
銅版画の印刷デモンストレーションをさせて頂きました

通常は制作の技法を公開することは無いのですが

特別に?
私がド派手な色に踏み込んだきっかけとなった
銅版画”F市の街”を
①構想メモ→②下絵→③版用下絵→④色版→⑤銅版→⑥完成作品
の制作工程例を展示しました


①構想メモ↓  (普通は捨てますが、よくぞ残ってました~)
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②下絵↓ (この段階で刷り上がりのイメージを固めます)
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③版用下絵↓ (左右を逆にします)
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④色版↓(凹の部分は白抜きになります)
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ついでに色版の試し刷り↓(パステル調の雰囲気になります)
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⑤銅版の完成イメージ↓ (黒版の刷りイメージです)
(修正を加えて銅版に描いて腐食をさせます)
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そして⑥完成作品↓ (色版の上に黒と外周の朱色を刷る)
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デモンストレーションとして同作品の本刷りを行いました
この作品の制作手順がバレバレですので
紙を使った多色の色版に質問が集中し、
木版画でも挑戦してみるとのことでした
紙版+木版画 → ハイブリッドみたいな感じ?
たぶん、紙版の素材に
とても苦労すると思いますけど・・・
頑張ってください~~
↑他人事みたいな~

デモンストレーションのついでに 
新作(本年度4作品目)を刷りました
銅版画; 向日葵(ヒマワリ)
サイズ; 400Wx265H
技法;ドライポイント、色版

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お願い;ゴッホと比べないでください
一部修正予定なので、次回は本刷りをしま~す