2016年の新作 F市の潮待ち港
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昨年の暮れから取り組んでいた銅版画・・・
2月にハワイに遊びに行ったりしたので。。
試刷を経て、、3月27日にやっと出来た(とりあえず満足?)
実は、、表だって発表はしてないのですが
銅版画の特徴は
①溝を腐食させて・・溝にインクをいれて刷る→線画
②黒を基調にした版画であり、深い黒を楽しめる
他にも特徴があるのですが
大きくはこの2点
それらを無視する? いや 否定する作品を昨年から続けてます
つまり
①凹にインクをいれず凸版を基調にする
②黒は大事だけれど、カラー化にする
つまらぬ考えがあって挑戦しているのだけれど、、
不思議なことに過去の銅版画とは異なってくる
さらに、、マチエールは単純に
そして・・アートだから出来るデフォルメと中途半端な主張?
ということで
今回のF市の潮待ち港 制作プロセスを見て頂きましょう~
ハワイ好きでラビットアイランドと書いたのは冗談ですね。。。
で、、かなりの時間を費やして版が出来ました
まず、凸にインクを乗せてみます
試刷の場合は多めのインクを乗せて調子を見ます
(私の場合の調子伺い方法ですけど・・・)
で。。次は凹にインクをいれて刷ってみます
当然ながら凸の版なので使える凹の部分を確認します
この版の狙いは凹の部分と凸の部分を使い分けるところに・・
あら? 面倒な話になりそうなので、、止めときますかね~
で、、カラーの調子を確認する試刷です
これで本刷をイメージします
ごちゃごちゃさせないを目的にしていますので
本刷をしてみます
いやあ、、、すっきりした?
ちょっと変えてみた
うーん 小細工はせずにシンプルにしてみます
技術を見せるより雰囲気を見せたいのじゃああ~
今回もセザンヌの絵箱・・捨ててもいいじゃんかあ~~ と言いたい
でも、いつかは版画で絵箱が出来れば凄いだろうなあ~~
結局。。。こんな感じの版画に仕上げました
狙いは100点、結果は80点、、次回も帰納的な版を狙います・・・
ぐうわんばるぞおお~~